Island Camp 百島(アイランドキャンプ百島)

ウッドデッキ製作 ②設計・工法

前回、ウッドデッキで使用する木材の種類について書きましたが、使用する材はハードウッドの「イタウバ」にすることに決めました。

今回はウッドデッキの設計をどうした??について書きたいと思います。

ウッドデッキの工法

ウッドデッキの工法には大きく2種類あります。

  • 大引き工法
  • サンドイッチ工法

それぞれの工法の特徴は↓の通りです。

大引き工法

束石→束柱の上に「大引き」という土台となる柱を置き、その上に床を支える根太をとめて床板を貼る工法。

↑画像は株式会社日本マイクロシステムさんのcaDIY3DのHPから引用

建物などにも使われるごく一般的な工法で、何よりも強度が高いのが長所だと思います。

短所としては、束柱の上に大引きを載せることになるので、束柱の上端の高さをすべて揃えて水平を出さなければなりません。オートレベルやレーザー水準器などの道具がないと、この高さを揃える作業が結構大変そうです。

サンドイッチ工法

束石→束柱までの構造は大引き工法と同じですが、その束柱に根太を挟み込むような形で土台にする工法。

↑画像は株式会社日本マイクロシステムさんのcaDIY3DのHPから引用

根太を止めるときに水平を出せば良いので、束柱の上端はある程度高さを揃えておけばOK。また、フェンスなどをつけたいときには束柱の長さを伸ばせばそのままフェンス柱になるので楽ちん。

欠点としては、荷重が根太を留めるビスにかかるので、強度的に弱い

どっちの工法を選ぶか?

どちらも長所・短所があるので、正解はないと思いますが、最終結論として、今回はサンドイッチ工法を選びました。その理由は・・・

施工のしやすさ

やはり素人が作るうえで施工のしやすさは欠かせないと思います。水平の出しやすさを考えると、サンドイッチ工法の方が融通が効くのかな?という点が大きいです。

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ちなみに、、
現在1つ目のデッキ作成途中ですが、実際にやってみるとこの点については少し疑問符でした。
というのも、天然木ゆえに必ず曲がりや反りがあるのですが、結局それをきちんと矯正してきちっと水平を出そうと思うと、何度も水平を測りながら進めなければならず、大引き工法の場合とそれほど手間は変わらないかもしれません。
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もし、この先またウッドデッキを作ることがあるとすれば、おそらく大引き工法を基本として、周囲から見える外周部の束は木材、中心部分の見えない箇所は鋼製束をつかった設計にすると思います><
フェンスが作りやすい

今回は目隠し用に一部フェンスを作成する予定にしていたので、束柱を伸ばすだけでフェンスになり、かつフェンスの強度も高いと思われる方が良いかと。

強度は十分と判断

強度についてはやはり大引き工法に分があると思いますが、ウッドデッキの上に重い重量物が乗るわけではなく、テントを張って人が過ごすだけですので、強度は必要十分と判断しました。

設計図は?

それほど複雑なデッキを作るわけではないので、特に正確な設計図は必要ないと思いますが、やはりある程度の設計図は作っておいた方が、いざ作るときには便利です。

また、かなりの量の木材を発注することになるため、必要な木材数と規格を正確に把握するためにも、設計図は作っておくべきだと思います。

私の場合は、ちょっとしたものを作るときに愛用している「caDIY3D」というソフトを使って↓のような設計図は作ってみました。

設計の概要

素人の設計なので何が正解かはわかりませんが、参考までに。

がちがちに作れば立派なデッキができるのは当たり前ですが、費用との相談も必要なわけで・・。なので、強度が足りなければ後から鋼製束を追加するなりすればええわ!という感じでいけばいいのでは?と思ってます。

それがDIYの醍醐味かと。

サンドイッチする箇所は少なく

サンドイッチ工法、と言いながら、私の場合はきちんと束柱に根太をサンドイッチしている箇所はかなり少なくしています。なんといってもコスト削減が目的です。ウッドデッキであれば片側根太だけでも必要十分な強度になると思いますので、抑えるところは抑えつつ、、という感じです。

根太ピッチ

デッキを作るうえで一番重要なところなのでいろいろ調べてみましたが、結局正解はわかりません。床板の厚さや木材の種類によってもちろん異なるわけで、最後は自分で決めるしかないかと思います。

今回はイタウバの20mm厚を床板に使用することを前提に、広いところで約500mm弱、狭いところで約430mmほどピッチとしました。

束ピッチ

束の間隔は広いところで1100mm、だいたい1000mm前後です。

本来は根太の間隔に合わせて束も準備した方が良いのですが、それだと莫大な費用が掛かるのと、それほどの強度は必要ないと判断してみました。

ですので、束がない場所の根太は根がらみ(根太受け)の上に載せて、荷重を分散させている感じです。

次回からいざ製作開始!

ということで、自分でいろいろ調べながら、あーだこーだ言いながら、結局はえいや!で決めてしまいましたが、設計も何となく完成し、木材も発注&納品完了したので、次からはいよいよ製作開始です。

まずは、遣り方とか束石の設置とか・・・

管理人について

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関西でサラリーマンをしていた夫婦&子供2人が、とあるイベント(事件?)をきっかけに百島の地へ移住し、キャンプ場作りに奮闘しています。
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